大型ボール衝撃試験機

ラージボール衝撃試験機は、大径ボールを使用して積層板への衝撃抵抗を測定します。 これは、5 回の連続打撃で目に見える表面亀裂、または指定された直径を超える痕跡が発生しない最大高さとして定義されます。

したがって、ラージボール衝撃試験機は、プラスチックフィルムだけでなくラミネートの品質試験にも役立ちます。 特に高い耐衝撃性が要求される材料に適しています。 したがって、これらの材料の耐久性を確保し、破損を防ぎます。 ISO 規格 4586-2 および 24335 に従って設計および製造されています。 

装置装置

ラージボール衝撃試験機は以下のもので構成されています。

• フレーム： アルミニウム構造、アルミニウムコントロールボックス付き
• スチールスケール: ステンレススチール、長さ1メートル
• ベースプレート（Base Plate）: フレームの下に取り付けられた頑丈なスチール構造、寸法 450mm x 475mm
• クランピングフレームベース: 固体鋼構造、寸法 450mm x 450mm、試験片クランプがその上に置かれます
• 試料クランプ: アルミニウム構造、寸法 270mm x 270mm、クランプフレームベース上に設置
• 鋼球：質量324g±5.0g、直径42.8mm±0.2mm、表面に傷や平坦な部分がないもの
• 電磁石： フレームに取り付けられ、高さ調節可能

ラミネート試験片

試験用の試験片は 230mm ± 5mm の正方形で準備されます。

• 厚さが 2.0mm 未満のラミネートの場合、指定された接着剤を使用して試験片を木材チップボード (ISO 標準仕様に従って) に接着する必要があります。 試験片は ISO 標準仕様に合わせて事前調整する必要があります。
• 厚さが 2.0 mm を超え 5.0 mm 未満のラミネートの場合、チップボードと確実に接触するようにフレームにクランプできます。

• 厚さが 5.0mm を超えるラミネートの場合、チップボードを使用する必要はありません。 試験片はフレームのみに簡単にクランプできます。

各テストの実施には 1 つの標本を使用することをお勧めします。

取扱説明書

• テストを開始する前に、ベースプレートが床と水平であることを確認してください。
• 試験片を準備します (セクション 3: 試験片に従って)
• ラミネート試験片をクランプフレームにクランプします。
• このアセンブリをラージ ボール衝撃試験機のベース プレート上に置きます。
• ラミネート試験片をカーボン紙で覆い、コーティングされた面が装飾面と接触していることを確認します。
• 高さスケールを調整して、そのベースが積層試験片の表面に触れていることを確認します。
• 電磁石を任意の高さに配置
• 大きな鋼球を電磁石の下に置きます
• 試験を開始するには、DROP ボタンを押すか、フットスイッチを使用して、ボールがラミネート試験片上に落ちるようにします。
• ボールが試験片に何度も衝突するのを避けるために、オペレーターは最初の落下後にボールをキャッチする必要があります。

試験プロセスでは粉塵が多いため、常に安全メガネを着用する必要があります。 

試験結果

テストが終了したら、インパクトスポットを確認します。 亀裂が見える場合、またはカーボン痕跡が規格で指定された直径より大きい場合は、電磁石の高さを低く調整してテストを繰り返します。

亀裂が見られず、刻印が規格で指定された直径より小さい場合は、電磁石をより高い高さに調整してテストを繰り返します。

必要に応じて試験手順を繰り返し、耐衝撃性を確認します。 

テストレポートは、次の情報を含めて作成できます。

• ISO 4586規格への参照
• テストした製品の名前と種類
• 耐衝撃性（センチメートル単位で表す）
• くぼみの直径 (ミリメートル単位で表示)
• 指定された試験方法からの逸脱
• テストが実施された日